“メディアを育てる”組織づくり

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LINEヤフーコミュニケーションズのポータル&サーチ部では、LINE NEWSやLINE BLOGなど、Webメディアの編集業務を行っています。今回は、ポータル&サーチ部を統括している西原 京介に、インタビューを通して業務に対するこだわりや組織のビジョンについて聞きました。

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西原 京介

ポータル&サーチ部

入社したきっかけを教えてください

大学卒業後に映像・音楽関連の企業を経て、LINE Fukuoka(現LINEヤフーコミュニケーションズ)の前身であるNHST Japan株式会社に入社しました。
大学での専攻がマーケティングだったこともあり、情報発信業に興味があったので、「新しい検索事業を日本で展開する」という会社方針に共感し、入社を決意しました。
入社後は、メディア運営におけるオペレーターからスタートし、SV、マネージャーとキャリアを積んできました。そして今年から、ポータル&サーチ部全体を統括する立場になりました。私自身は、10年以上メディアに関わる業務に携わっていますが、今振り返ると、会社やサービスの目まぐるしい成長や変革を体感できたと感じています。

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業務内容を教えてください

LINE NEWSやライブドアニュース、LINE BLOGなど、LINE関連メディアのポータルサイト更新や公式SNSでの情報発信などを行っています。
具体的には、掲載する記事の選定、記事にはめ込む画像の選択といった”情報の価値判断”と、記事に合ったタイトル付けをする”リライト”が挙げられます。
よく「ニュース記事を書いているんですよね」と言われるのですが、実際は少し違います。一部では、ポータル&サーチ部で独自の記事を作ることもありますが、基本は各媒体から配信された記事を要約して掲載するといった役割を担っています。

ポータル&サーチ部はどんな部署ですか?

現在、ポータル&サーチ部には60名ほどのメンバーが在籍しています。
キャリアは様々で、新聞や雑誌などの紙媒体からWebに転向したメンバーや、ローカルメディアの編集経験者などが在籍しています。
メディアによってユーザー層やコンセプト、編集のルールなどが異なり、各メディアにマッチした多彩な人材を受け入れているため、十人十色の組織だと感じています。

必要なスキルはありますか?

ユーザーを喜ばせるスキル全般だと言えますが、その中でもユーザーニーズの発掘力とトレンド察知力です。
この2つのスキルは、Webメディアのミッションである”正確な情報”を”早く届ける”ことを達成するために不可欠だと考えています。例えば、サッカーの試合結果を速報する場合、1時間後に報じるものと試合終了と同時に報じるものであれば、確実に後者の方にニーズがあります。
さらに、試合結果だけではなく、サッカーファンが求める、ゴールした選手の発言や試合スタッツなどの付加情報を一緒に報じることができれば、その情報の拡散力はさらに上がります。こういった情報を先回りして準備し続けると、ユーザーにファンになってもらえるポジティブなサイクルが生まれます。
情報の鮮度に敏感で「ユーザーは何を考えて何を欲しているか」を顕在的にも潜在的にも把握しようとしている方は、業務や組織にマッチしやすい傾向にあります。

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業務のやりがいは何ですか?

まず、ユーザー数が多いメディアに関わることが出来る部分が挙げられます。
例えばLINE NEWSは、月間で100億PV(2019年5月時点)※最新化、6,500万UU(2019年4月時点)※最新化を突破しているメディアですが、利用ユーザー数が多いということは、それだけ世の中に影響力があると言い換えることができます。その影響力は、PV数やSNSでのシェア・コメントなどを通して実感していますが、こういったユーザーからの反響がダイレクトに伝わる点が、最も達成感を得られる瞬間かもしれません。ある時、朝のヘアスタイリングを5分短縮するコツという記事を配信したのですが、その記事を読んだユーザーの方がSNS上で「明日から5分多く寝られる」と反応されていました。こういった反応は数字以上に嬉しく感じます。
一方、私たちの仕事は、ユーザーの人生を豊かに出来る可能性がある反面、悪い意味で一変させてしまうリスクも伴うため、それだけの責任もあると考えています。特に自然災害など人命に関わるコンテンツは些細なミスも許されないため、細心の注意と予防措置の追求が必要です。同じ文字や情報でも時代によってユーザーの受け取り方は移り変わっていますし、1文字の違いで意味合いが大きく異なることもあるので、日々基準をアップデートすることを心掛けています。

組織の今後の展望を教えてください

ポータル&サーチ部が担う役割は、年々大きくなっていると感じています。
九州の地域情報を取材/ライティングし、コンテンツをゼロからつくるといった、地域密着ならではの価値提供も行っていますし、ユーザー参加型のメディアでは作成されたコンテンツを最適化するような役割も担っています。
このまま拡大すると、今の組織に合う方はもちろんですが、組織に刺激を与えてくれる方も必要になってきます。十人十色の組織にさらに新たな一色を追加してくれるような人材と共に、メディアを育てていきたいと思っています。

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